イメージコピーとセールスコピーの違い

イメージコピーとセールスコピーの違い
イメージコピーとセールスコピーの違い
みなさん、商品の魅力を伝えるときに使う”コピーライティング”に、「イメージコピー」と「セールスコピー」の2種類があることをご存知でしょうか?
今回は、意外と知らない人が多い「イメージコピー」と「セールスコピー」の違いについてご紹介します。会社や商品のコピー改善をお考えの方、起業をお考えの方は、ぜひご参考ください。
そもそもコピーってどんな効果があるの?
コピーは、ユーザーの商品購買欲を促したり、世間にブランドを認知させる役割を担っています。
商品の良さを適切かつ魅力的な表現で伝えるコピーであれば、ユーザーの注目を集めたり、購入するか否か迷っている人の背中を押したりすることができます。
テレビCM、インターネット広告、雑誌・新聞、看板など…
コピーはさまざまな場面で力を発揮します。
弊社のサービスである「WEBサイト制作」でも、TOPページをはじめとする各ページのコピーがサイト訪問者の直帰・離脱に影響してきます。
WEBサイトはもちろん中身(コンテンツ)も大事ですが、それを見てもらうにはまずユーザーの興味を引き、中身を読ませるコピーが必要です。
特にWEBからの新規顧客を増やしたい場合は、
「この会社はどんな会社か」
「この商品を使うことで期待できる効果は何か」
など、初めての人でもイメージしやすいものにすることで、購入や契約につながりやすくなります。
次に、コピーの中でも一般的に馴染みのある「イメージコピー」についてご紹介していきます。
イメージコピーとは?
「イメージコピー」という名称にはピンとこないかもしれませんが、おそらく「コピー」と聞いて一般的に頭に浮かぶのは「そうだ 京都、行こう。」をはじめとするイメージコピーの方だと思います。
イメージコピーを簡潔にご説明すると、企業・商品・サービス・ブランドの価値や雰囲気を印象に残りやすいシンプルな言葉で伝えるコピーです。
ふわっとした抽象的なコピーのため、直接的に売上につなげるよりも、企業ブランディングを高める効果があります。
実際に有名なイメージコピーを見てみると、「よくCMで見る!」「口ずさめる!」というものが多いと思います。
そうだ 京都、行こう。/JR東海
あなたと、コンビに、ファミリーマート/ファミリーマート
お、ねだん以上。/ニトリ
ココロも満タンに/コスモ石油
このように、イメージコピーは世間に企業・商品・サービスなどを認知させる重要な役割を担っています。
商品購入をゴールとすれば、イメージコピーはそのスタート地点と言えますね。
WEBサイトでも、名の知れた大手企業はTOPページに目立つようにイメージコピーを入れているところが多いです。
また、住宅や自動車を扱う企業なども、
「この商品を買うことで、こんな暮らしができますよ」
「こんな自分になれますよ」
と、ユーザーの欲求や理想に訴えかけることのできるイメージコピーをよく用いています。
弊社のお客様のキャッチコピー例も見てみましょう。
「特別な時間を作りに出かけよう」
キャンピングカー制作・販売を行なっている会社様です。
「特別な時間」という言葉を聞くと、日常とは少し違う”旅行”や”アウトドア”といったシーンを想像し、ワクワクした気持ちになりますね。
セールスコピーとは?
一方でセールスコピーは、企業・商品・サービス・ブランドの魅力を具体的に伝え、ダイレクトに商品購入や登録につなげるコピーです。
徐々に世間へのブランドイメージを浸透させるイメージコピーとは違い、その場で購入などの行動につなげることを目的としています。
そのため、テレビでは主にテレフォンショピング、WEBでは広告バナーや資料請求・会員登録、ランディングページ、ECサイトなどで使われています。
セールスコピーは、効果・メリットがダイレクトに分かることが重要です。
わかりやすい事例として、ECサイトなどによくあるセールスコピーを見てみましょう。
今なら10,000円以上ご購入で送料無料!
11月限定!体験レッスンがたったの500円!
限定100個!〇〇ショップランキングNo.1を獲得した海鮮グルメセットが今だけお得!
「今だけ」「限定」「先着」などの限定的な言葉を使うことで、ユーザーに”いますぐ購入しなきゃ損だ!”というを気持ちを促します。
さらに、数字を「限定」「先着」と一緒に使うと、より購買欲を掻き立てることができるのです。
ちなみに、企業(BtoB)のセールスコピーの場合、即座に購入へつなげることは難しいので、提供できるサービスの特徴(強み)を分かりやすく提示しているものが多いです。
「ここからここまでできます!」「これが強みです!」など、ファーストビューで魅力を適切に伝えることができれば、ユーザーも瞬時にその企業がどんな企業か理解することができ、サービス内容などのコンテンツを見てもらいやすくなります。
弊社のお客様でセールスコピーの例を見てみましょう。
「ズバッと指値でコストダウン!!」
お客様の予算に合わせて、プラスチック・樹脂加工品の見積り依頼を代行する会社様です。
「指値で希望を伝えてもらえば、その値段で行える工場を探しますよ。その値段で発注できれば、コストダウン出来ますよね」というこの会社のサービスの強みを端的に分かりやすく伝えているセールスコピーです。
まとめ
イメージコピーとセールスコピーは、それぞれの特徴・目的をしっかり理解して適切に使い分ければ、より効果を発揮します。
企業や商品のコピーを制作する際は、印象に残りやすく多様的に想像できるイメージコピーでブランディングを高めたいのか、それとも具体的かつ営業的なセールスコピーで商品・サービスの強みをダイレクトに伝えたいのか、方向性を定めることをオススメします。